疲労は、サーベイを作成する際に考慮すべき最も重要なトピックの1つです。回答者を疲労させることは、質が低い結果を招きますので、避けることが重要です。
回答者は一定の数の設問を回答すると、回答することに飽きてきます。設問の数は、設問の複雑さ、設問の繰り返し、およびサーベイのトピックによって異なります。作成するサーベイが回答者を疲れさせる可能性があるかどうかを判断する必要があります。
疲労による問題
放棄 - 回答者がサーベイを完了することなく、画面を閉じて、二度と戻ってこない可能性があります。この場合、部分的なデータは得られるかもしれませんが、避けたい事です。
質が低いデータ - 疲労した回答者は、サーベイを早く終わらせるために、できるだけ早く回答し、ランダムに設問に回答し始める可能性があります。このような回答者が発生した場合、それを他の回答者と見分けることがほとんど不可能のため、放棄されることよりも避けたい事態です。質が低いデータは、分析に影響を与える可能性があります。
疲労を軽減する
疲労を軽減するために、サーベイの最後の方だけでなく、サーベイ全体を通して、完了するために必要なクリック数を考慮します。例えば、年齢を数値入力形式で尋ねる場合、数値フィールドを入力するのに1クリック、数字を入力するのに2クリック必要です。正確な年齢を必要としない調査の場合、年齢範囲を複数選択肢で尋ねる方が回答者にとって簡単です。この場合、1クリックするだけで、次の設問に進むことができます。
ドロップダウンメニューの場合、メニューを開くのに1クリック、選択するのに1クリックと、少なくとも2クリックが必要です。ドロップダウンメニューの代わりに選択肢一覧とラジオボタンで設問をセットアップすることができれば、より疲労が少なくなります。
回答者がスクロールしなければならないような長い選択項目は、特にモバイルデバイスで参加している回答者にとっては、負担が大きい場合があります。選択リストの長さを考慮する必要もあります。
ループの繰り返しは、3~5回に制限するのがベストプラクティスです。それ以上繰り返すと、回答者は繰り返しに飽きてしまい、疲労が蓄積する恐れがあります。